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明るく後ろ向きな小学生と年の離れた親友が事件に巻き込まれる話 その6

投稿してたつもりが下書きのままだったウォォォ!1週間くらい気づかなかったよウォォォ!


「NOVELS」のアルバムいいよ!こんばんは佐藤です。

バンプを彷彿とさせてしまうのが勿体無いけど、伴奏はこっちの組み方のほうがずいぶんと好きだな。
完成度高すぎ。





明るく後ろ向きな小学生と年の離れた親友が事件に巻き込まれる話 その6




 田中はガクガク震えながら竪穴を降りていった。数メートル降りた所で足が地面についた。
 目を閉じて降りていたため、何が何やらわからず、足をバタバタ動かしていたが間違いなく底らしい。
 おそるおそるまぶたをこじあける。
「……まっくらでーす」

「わかってるわ!」

 美桜の冷たい言葉が頭上から降り注いだ。
「ケータイでそこらへん照らせばいいでしょ! 今時ケータイとかばっかじゃないの。しかもそれ何年前のヤツ。塗装はげまくってるし新しいのにしなさいよ。さっさとそこらへん写メって上がってこいバーカバーカ」
 なぜそこまで罵られなければならないのか。
 そして何故自分は逆らえないのか。この気の弱さはなんぞ。
 あと言い返せないけれど僕の携帯はソフトバンクだ。だから写メじゃないんだ。

 田中は目をキュッと縮めて、酸っぱい顔をした。


 いわれるがまま、まだ携帯新規0円が当たり前だった時代にようやく手に入れた相棒を開き、何枚か写真に収める。
 その瞬間、なにか得体のしれない恐怖を感じ、田中は全力で(目を瞑ったまま)はしごを昇った。


「臆病者!」

 これが金髪オカッパの、お兄さんがエースパイロットのあの人に言われたらゾクゾクするほどうれしかろうに。


 残念至極。



 地上に出ると頭に何かの衝撃を受けた。続いて携帯が転がっていく音が聞こえた。表現するなら「カタン、カラカラ」「ズサ」「ガチャ」
 衝撃の原因は美桜の回し蹴りだった。

「み、美桜ちゃん……」

 踏んづけた携帯を開き、勝手に操作を始める。人に見られて困るようなアドレスは保存していないが、それにしてもこれはアリなのか。いいのか。いや、あかんやろう。


「美桜ちゃん、人の携帯を勝手に見るのはいけないことですよ」
「あー、なんにも映ってないね、壁だけね」
「人の話はちゃんと聞きましょうね」
「壁っていうか、うーんそっか。うん」
「聞こえていますか」
「ニャー」
「クロミちゃんじゃなくって、僕は美桜ちゃんにですね」
「ニャー?」
「はいはい、君は美人さんな猫さんですよ……って美桜ちゃん、僕を置いてどこへいくんですかちょっと」




「コッペパンの恩は返してもらったことにする。ありがたく思え」


 美桜はずんずん歩き、小屋を出て行ってしまった。開け放たれたままの扉から生温かい風が流れてくる。
 黒い猫はしっぽをたてたまま悠々と彼女のあとを追っていった。

 残された田中。

 ひとりきり田中。


 人の家に勝手に入り込んで穴にもぐっただけでコッペパンの件がチャラ?
 あの子がそんな程度で自分を開放するだと?


 違和感を覚え、田中は駈け出した。



 しかしながらそこには少女の姿も猫の姿もなく。



「あ、携帯……」


 携帯を奪われた貧乏な学生が、呆然とつったっているだけであった。





横暴な小学生、美桜はなぜ彼を開放したのか。
猫と共に一体どこへ消えたのか! 謎が謎を呼ぶ!!



なんていうところでなんとなく続く。


またね。


佐藤でした。

 
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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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sugar(佐藤)です。最近お絵かきに目覚めました字書きです。ピクシブ始めました。http://pixiv.me/khronos442_satoh

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