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明るく後ろ向きな小学生と年の離れた親友が事件に巻き込まれる話 その5

こんばんは佐藤です。

足場がロッククライミングくらいなくって、片手に全体重かけてうんしょ!と頑張ったら不自由な方の右腕の筋肉が変な音を出しました。
肘をロックしてたら折れてたんじゃないかなってくらいの衝撃。翌朝は右半身動かないかもと心配してたら動いた。

でも大仏彫るような労働をしたので明日こそ動かないかもしれない。


そんな毎日(苦笑) 座ってても息が苦しいです。時々胸から音がします。成長シテルノカシラ……w


めざせ鳩胸。



「明るく後ろ向きな小学生と年の離れた親友が事件に巻き込まれる話 その5」



 ここまできても大人な田中は、なんというか不法侵入している罪悪感が消えない。
 それが通常。
「やっぱり帰ろうよ。怒られるよ」
「ここまで来て引き下がれるか。不審なものに興味をもつのは小学生として当然だ。ハイハイソウデスカと尻尾巻いて逃げ出したら将来お先真っ暗だ。何事にも臆病で神経質でいざというときに尻込みする情けない大人になってしまう。そんな子供が増えたらどうする? なんの社会貢献もできず、新しいことに恐れるばかりで何の挑戦もできず、ただただ社会が衰退していくのをこれまた恐れながら見守っていく。そんな世界になってしまうではないか。綾乃はそれでいいと思うのか。あたしが世のため人のためになにもできず、前を見ることも出来ず、常に後ろ向きで」
 
 美桜はまくしたてた。
 こいつほんとに小学生かといぶかしみながら、田中は小さく反論する。


「君はすこしばかり静かになった方が社会のためだと思うよ。大体ぼくは小学生じゃないし、常に後ろ向きなのはミサキちゃんのモットーなんだろ」
「いちいちうるさい、小物が」
「うっわ、小物とか言った」
「小物でないというのなら証明してみせるのね。はい突入」
「えええええ!」

 ランドセルが田中の背中を打った。咳き込む。小学生美少女によるなんたるぎゃくたい。ついでに黒猫は田中の首を狙ってくる。恐怖。

「やめて、クロミちゃん。そこやられたら致命傷」


 半泣きで小屋の扉まで這って行く。


「というか、なんでこの小屋に入らないといけないんですか。罠ですか。いまさらぼくを罠にかけてどうすんですか」
「貴様相手にそんなめんどくさいことするか。調査だ調査。ちょっと気になる点があってな」
「何の調査ですか」

 尻を蹴られた。


 田中はおそるおそる小屋の扉を開けた。
 人の気配はない。

 後ろから影にかくれるように美桜がついていくる。万一に備え、田中を盾にしているのが明らかだ。



 床を四角く縁った部分までたどり着く。四隅をトントンすると一辺が浮いたような気がした。これは開くと確信し、片方を足で踏む。

 対辺が持ち上がった。両手で引っ張り上げ、横へずらす。



「……」


 竪穴があった。



「はしごがあるな。降りろ」
「えええええええ!」

「あたしが降りるわけにはいかないでしょう。何かあったら大変ではないか。下に怪しい奴が待ちぶせているかもしれないし、危険物が置いてあるかもしれない。有毒ガスが発生している可能性もゼロではない」
「あの、ぼくがどうなっても」
「構わん」


 黒猫は相変わらず田中を見て唸っている。逆らったら絶対やられる。


 ここで死ぬか、竪穴を降りるか。


 迷った末に、田中はかすかな生存への道を模索するため、はしごを降りていった。泣きながら。




 というわけで続くよ!


 佐藤でした。





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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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sugar(佐藤)です。最近お絵かきに目覚めました字書きです。ピクシブ始めました。http://pixiv.me/khronos442_satoh

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