スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Tag:スポンサー広告 

時空警察調査団第1章16節(修正版)

<前回までのあらすじ>


時空警察調査団に所属するトーマス(仮名)とナップル(仮名)。

書いてみたはいいが、どこで切ればわからなくなっちまったのですごく適当だよ!


悩んでも仕方ないのでとても適当ですが、どんどんうpしていこうと思うよ!



だから挿絵は間に合わないと思うよ!(笑)





 アオイの住居は郊外のアパートメントであった。
 セキュリティだけは堅固な、よくある建物だ。娯楽惑星におけるNo.1ホステスの住まう部屋として地味にすぎる。

 エントランスに備え付けられたボードに指定のコードを入力すると扉が開き、待ち構えていたコンシェルジュが深々と頭を下げた。アオイから話はきいているのだろう、箱型の昇降機まで案内をした。礼を言って箱に乗り込む。

 高速エレベータが上昇をはじめた。電光掲示の数字が点滅する。トーマスはそれを眺めながら、ナップルのふくれっ面を思い出し、1人苦笑した。シェリーから聞かされていた彼女の人物とはずいぶん印象が違うが、あの子は彼らが決定して自分にあてがった娘だ。無碍にできない。



 彼らが何故彼女を配したか、意図はわかっている。



 箱が停止し、トーマスは廊下に出た。左に数メートルいったあたりにアオイの部屋があるという。
 ドアに表示されている番号を確認し、呼び鈴にあたる五角形のボタンを押す。

 反応はすぐにあった。ドア向こうでロックをはずす音がいくつか聞こえ、勢いよく開く。そう、ドアが。



「痛い…」



 結構な音がして、扉はトーマスの顔面を直撃した。

「あ! あー!!」 
 アオイが叫んだ。よほど動揺したのだろう、ドアを閉めた方がいいのか、もっと開いてトーマスを迎え入れるのが先か悩んだ末、


扉を全開にしようとの結論に達し、全力で開いたら、今度は顔を覆っているトーマスの肘を直撃。


「いたいです……」


「キャーッ、キャーッ! ごめんなさいごめんなさい、トーマスさん! ああ、わたしったら何をああああああ」
 白い部屋着姿のアオイは真っ赤になってバンバンとトーマスの肩をたたいた。もう自分でも何をしているかわかっていないのだろう。 


「どど、どうぞ。お入りになって」
「失礼します……」
 痛む箇所を押さえながらもトーマスはすばやく室内を確認した。後ろでアオイは動揺しながら鍵をかけている。何度か施錠に失敗している音がきこえた。なんとアナログな錠前である。セキュリティどうした。


「すみません、あの、今、氷をお持ちしますのでそれでお顔冷やして、その、あ」
 パタパタと駆けていく。
「いえ、そんなお気遣いなくー」
 アオイの背中にトーマスが声をかけた。


 部屋を見回すと、アパートメント同様実にシンプルなつくりであった。きらびやかと称せるものは何一つない。


 廊下を入ってすぐにリビング兼寝室。右奥にキッチン。左奥はサニタリーだろう。リビングの向こうには小部屋があるようだが、倉庫だろう。クローゼットというべきか。
 特徴といえば壁一面、天井まで全面が本棚だ。ちょっとした図書室になっている。。収まりきれぬ分厚い本はテーブル、椅子、ベッドの上、とそこかしこに散乱していた。床には箱詰めされたものが何段も積まれ、立体パズルを形作っている。


「……どうやって寝てるんだ?」
 足の踏み場がないわけではない。が、よく言われる起きて半畳寝て一畳はあるのだろうか。まあ本の上でも眠れないわけではないだろうが、いい具合に角があたって痛そうだ。
 

 テーブルの上には本のほかにも執筆途中のレポートが積まれていた。紙とペンであらわされたものである。どこの星のどこの文化でもそうだ。いかに機械化が進もうとも、殆どの場合、紙とペン或いはそれに準じたものが残っている。




 トーマスは遠目でレポート内容をチェックした。たとえ調査の一貫としても、他人の部屋のものを勝手に触れることに躊躇いが残る。この仕事をはじめてずいぶんになるにもかかわらず。


 多くの書籍のタイトルはざっと確認した。本は持ち主の嗜好を反映するものだ。隠した性癖まで簡単に露呈してしまう。


 トーマスは片手をあごにあて、息をはいた。


「ごめんなさい、冷蔵庫漁ったんですけど氷なかったんです。こんなのですみません。冷やしてください」
 アオイが濡らしたタオルをパタパタさせながら走ってきた。水滴があちらこちらに飛んでいるが本人は気にならないようだ。うまい具合に本は無事だ。

「ありがとうございます。でもあの」
「はい?」
「……絞っていただけたら嬉しいんですけれど」
「! あー!!」
 びしょびしょに濡れたタオルを渡してしまったことに気づいてアオイの顔がひきつった。トーマスの服、袖口から前身頃にかけて水浸しになっている。もちろん、アオイの服も。



「あーもう、わたしったら気がきかなくて。ごめんなさいごめんなさい。トーマスさん、どうぞ楽になさって」
「え、どこで」
 アオイはまた水滴をまきちらしながらキッチンへと去っていった。大丈夫か彼女。
 楽になさってといわれたところで……トーマスは困った。腰をかける場所がない。


 テーブルに椅子は二つあるにはあるが、案の定本が幅をきかせている。
 他、ぎりぎり座ることができそうな場所といえばベッド(の隅)だが、人様のベッドに腰掛けるのはさすがに気が引ける。
 仕方がないのでそのまま突っ立っていることにした。


 それにしても愛想のない部屋だな、とトーマスは感じた。家具のセンスに多少女性らしさを感じるが、年頃の女が暮らす部屋ではない。雑然、かつ殺風景な……これはまるで研究室だ。職場が華美を売りにしているだけに、室内はシンプルにとでもいうポリシーだろうか。
「違うな」
 必要なものを最小限。それだけのことだ。

 あのくらいの年頃の女性であればなにかと物欲に満ちていそうなものだが。





というわけで今回ぶつぎりだよ!

眼鏡っ子であることが判明したアオイさん。
大胆にも夜中に青年を招待するなんてやるね!




ではまた次回。近々お送りするよ。




「時空警察調査団」 第17回につづくのだ!


配布中です→オリジナルノベルゲーム 「時空警察vol.0.1(試用版)」無料ダウンロードURL
http://www1.axfc.net/uploader/O/so/108771


気が向いたらクリックしてください。

にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
テーマ : オリジナル小説(SF)
ジャンル : 小説・文学

Tag:ノベル  Trackback:0 comment:0 

Comment

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

sugar

Author:sugar
sugar(佐藤)です。最近お絵かきに目覚めました字書きです。ピクシブ始めました。http://pixiv.me/khronos442_satoh

カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
FC2カウンター
QRコード
QRコード
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。