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忘備録 映画「忠臣蔵」(1958)

見ました。「忠臣蔵」

忠臣蔵といえば、バカなお殿様がアホなことして部下がえらい迷惑被った話という印象しかありません。
ドラマなどでしょっちゅうやってるけど、だからどやねんどこがおもろいねん、と思っていました。

ごめんなさい

めっちゃ面白かったです。少なくとも1958年の映画はめっちゃいいです。

真面目で誠実で賢くて美しくて優しくて他人思いで一所懸命な浅野内匠頭。
彼を信頼し、必死で支える家臣たち。

怪演の意地悪吉良上野介。悪役が見事に悪役。私生活で指さされなかったろうかってくらい悪い。
そりゃあ成敗されてもしかたないわって思わせる。

3度ほど泣きました。最終的に涙こぼれましたマジで。

刃傷沙汰が、浅はかで軽率で情けない行動ではなく、よくやったって観客が納得できる筋書き。
即日切腹の口惜しさ。
綱吉の判断の理不尽さ。
老中のやりとり。

ぐいぐいきますよ、ここらへん。

以降、大石内蔵助の一力茶屋での話とかいろいろありますが、ひとつひとつが実に納得の行く日本人の心にグッと来る切なさを秘めながらも勇気をくれるというかそんな展開です。
切ないだけれなく、ちょいちょい挟まる吉良側のイジワルや無法が、観客の上野介に対する恨みを思い起こさせたりもします。うまいですね。

最終的にはいつものあの、ドンドンドーン(太鼓)からの押し込み、吉良探索で成敗なんですけどね。
大石の頭巾はそうだったのか! とか、突然の超絶イケメン勝新登場とか、小間物屋の恋路であるとか(有名エピソードらしいですが)、お話の組み立てがとても素敵。


主演が長谷川一夫だけあって、画面構成から衣装から建物からすべてが最高でした。
直後にNHKではじまった忠臣蔵系の若者恋物語みたいなのをちらっと見たんですが、かわいそうでした。なにもかもしょぼくて。
当時はまだまだ時代劇製作に卓越した人が多かったし、和装の織りや染め、和裁や建具師、畳職人などが豊富にいらっしゃったでしょう。総力あげたらこうなるのねって。

出てくる人々も慣れておられるので、指先までの所作が実に美しい。砕けたシーンでも背筋が伸びてる。大紋の着付けも綺麗だし鮮やか。袖が長いから途中で折って、さらに長袴だから持ち上げて歩くんだけど、普段から着てるよね?ってくらいナチュラル。
今時の人だったらあんな風にできないよ。

殺陣もよかったとおもいます。やられる方もいらん演技しなくて素直にやられてるし(あのやられたぁアピールは邪魔なだけだと思うんです)、モブですら地面と平行にきれいに刀をすべらせることができる。カキーンとか余計な効果音もない。だからいいんだと思います。ドンとか、ガッって音しかしない。


昔の映画ばっかみてんじゃねぇよって思われてしまうかもしれないけど


面白いんだもん! すてきなんだもん! こんなに素晴らしいとは知らなかった。

みんなも見てみるといいと思うよ! すげー面白いからっ

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忘備録 映画「炎上」

勝新→若山富三郎ときて

なぜかどっぷり市川雷蔵な今日このごろなのですが


「炎上」を見ました。
元ネタは三島由紀夫「金閣寺」 読んだことないです。金閣寺さんとは全く全然何のゆかりも関係もなく……というわけでもないので、余計に読むのがためらわれていたお話です。つか三島を読もうと思ったことがない。

でもせっかくだし、アマゾンビデオにあるしぃって見たんですよ。


すごかったですよ。

まず俳優さんの演技力がとんでもないです。外国ドラマや映画を見てると、日本のドラマの薄っぺらさが目立ち、ジャパンの俳優って学芸会しかないのね……なんて思っていましたが、誤解でした。昔の役者さんって厚みがパネェ。
雷蔵は吃音など様々な要因で内向きで無口な青年を演じています。どうも当時アラサーだったみたいですが、高校生~大学生の瑞々しさ、純粋さ、清らかさにあふれてる。
イケメンが売りだったはずなのに、面影はまったくない。学校でいじめられたり、からかわれたりしそうな、うつむき加減で陰を背負った地味にもほどがある猫背の男の子です。

驟閣(金閣)を一心にお掃除する姿、あんな風に雑巾がけできる人はもうあまりいないかもしれないですね。日常的に床を雑巾で拭くなんてことなくなりましたし。

母親の不貞を目撃し、何も言えない父とともに現世を離れたなにかを崇拝することでつらさを忘れ。
残酷な現実から自分の精神を守るためにも驟閣という存在は不可避で。


大学の友人である、足が不自由な仲代達矢(ほんとに不自由な人を俳優として採用したんだと思ったですよ)。
お人好しの東京人。
おしつけがましい母。
心を逃避させていた父。
尊敬できる存在であったはずの住職。
失った故郷。


画面をおいかけるのがつらいはずの展開ですが、主人公の輝きに目が離せず、さらさらと見つめ続けてしまいます。
瑞々しいということばしかない。
輝きといっても、たおやかで静かな水面に浮かぶ光、みたいなものです。



三島由紀夫が絶賛してたっていうのもわかります。


住職が最後に、彼がこうなってしまったのも自分の為した一部だと自覚していたのも救われる。
主人公には届かなかったけど。
母も父も友人も寺のみんなも誰一人として彼に寄り添うことはなかったけれど、
彼の心に触れようともしなかったけれど、
住職は少しだけ、溝口(主人公)の辿った道を理解してくれてたっていうのは、視聴者である僕を救ってくれたと思う。



彼は驟閣を炎上させたんじゃない。心中したんだ。


「世界」とともに心中したんだ。


機会があったら見て下さい。
美しい映画です。

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徳川美術館

先日、愛知は徳川美術館に行ってきました。
戦国時代を終焉に導いた三人特集だということで。信長がねねちゃんに宛てた有名なお手紙も展示。
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美術館博物館になんで交通費かけて行かなあかんねんっていうのが刷り込まれてしまっているので、他府県へ赴くのにとても抵抗があったのですが、そこはね。東京からの帰り道だったのでね、途中下車してね、みたいな。

時間ギリギリだったのでゆっくり見ることができなかったのが残念ですが、教科書や図録で見たあの絵が!とか、面白かったですよ。
三人の肖像画とか、うんこもらした家康の肖像画とか。いずれも結構ちっさかったです。

紀州のお家にあったとかいう刀と拵えがきれいでね。バラしてあったので、それぞれ細かいとこまで拝見出来たのもラッキーだったですね。
前に授業で手裏剣の話になり、鞘にナイフみたいな手裏剣差すところあるのようちの刀にあったから云々という先生の言があったんですね。聞いたことねぇなあ……とか思って改めて見たら先生、それもしかして笄突っ込むところの話じゃないっすかね……
あとそのナイフみたいなの、手裏剣じゃねぇっす……

まあいいか!

左大文字みたいな名前のがいくつか並んでて、素敵でした。きれいに手入れされてて。
今年国立博物館で展示されていたのって、いずれも曇ってて拭き残しの跡がもれなく残っていてとても残念だったんです。
やっぱりきちんと磨き上げられた刀というのは美しいです。
刀剣っていうのは、現在輸送される際に「工芸品」「美術品」と記載されますが、そのとおりだと思う。
武器なんかじゃないなあ、工芸品だよなあって。そういう扱いになる時代って、いいよね。
ねこかわいい
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名古屋のお城は、復元を目指しているそうですが
二の丸御殿の襖などが一部展示されていて(もちろんこちらも復元ね)、ウッってなったりもしました。
素晴らしい物を見ると息が止まるじゃないですか。あれ。


名古屋ってあまり見るところがないので(調べてもないし、地元民に聞いてもないし)、二の丸再建、楽しみにしています。


ふざけてるだろう、楽しいねぇって買ってしまったアメちゃん。と、粘着力の低い柄付きテープ。
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今は静岡県立美術館に行こうか行くまいか悩んでいるところです。片道の交通費がおおよそ1万円もするんだもの!
そんなこと考えてちゃいけないのはわかっているけれど、考えるわっ
「パクス・トクガワーナ」って名付けのセンスでで引いてしまったのですが
うわ……夕顔下納涼も展示されるのか。ヤバイ。

交通費で「剣が君 百夜綴」2本買えるトイウノニィィィィィl!!!!。

ウオオオオオオオオオオ!


Tag:雑記  Trackback:0 comment:0 

プロフィール

sugar

Author:sugar
sugar(佐藤)です。最近お絵かきに目覚めました字書きです。ピクシブ始めました。http://pixiv.me/khronos442_satoh

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